港の人から出版された、
絵本作家/詩人・片山玲子さんの随筆集。
表紙の美しい絵は画家である夫の片山健。
絵本執筆、子育て、日々の暮らしの中から
紡ぎ出された短編の言葉たち。
魂の綺麗な人だったのだろうなということが、
日々の断片に向けられた目線の中から伺えます。
ところどころに片山さんが本を読んだり
する喫茶店のひとときの文章。
ああ、こんな店になりたいなあと
思わずにはいられない喫茶店がでてきます。
澄んだ光が降り注いでくるような、
読み終わったあと、
自分のこころも
少し綺麗になったような気がします。
vuori の本棚にいて欲しい本にまたひとつ、
出逢うことができました。
◯港の人発行